狛江の女性強盗殺人は氷山の一角か…犯行グループが情報共有し首都圏で連続襲撃の可能性
東京都狛江市の住宅でこの家に住む大塩衣与さん(90)が19日、強盗犯から暴行を受け、遺体で見つかった事件は氷山の一角の可能性が出てきた。犯行グループはターゲットの情報を共有し、襲撃を繰り返していたとみられている。千葉県警が今月12日、大網白里市のリサイクルショップを襲撃したとして逮捕した20代の自衛官の携帯電話に、「この家を狙っている」という趣旨の通話記録が残されていたからだ。
千葉県警から連絡を受けた警視庁調布署員が19日夕方、大塩さんの自宅を訪れ、家族と一緒に室内に入ったところ、大塩さんが地下1階で頭から血を流し倒れていた。大塩さんは結束バンドで両手首を縛られ、顔には複数回殴られた痕があり、左腕からは骨が外に飛び出し、意識不明の状態。その場で死亡が確認された。
「自宅は地上2階、地下1階の構造で地下は事務所、1階は車庫とリビングになっていた。大塩さんは主に2階で過ごしていたが、発見されたのは地下だった。激しい暴行を加えられていたことから、現金のある場所を聞き出すため、地下まで連れていかれたのかもしれません。室内はグチャグチャに荒らされ、床には棚から引き出された物が散乱していた」(捜査事情通)