3億9000万円国際ロマンス詐欺 犯人の手口と大阪府警の海外潜伏おびき出し作戦

公開日: 更新日:

 犯人グループは国際弁護士、国連の医師、外交官、ライターなどステータスの高い職業に就く外国人男女を装い、30~70代の日本人男女65人から計約3億9000万円をダマし取っていた。

「国際ロマンス詐欺」事件の主犯格として公開手配されていた住所、職業不詳の森川光容疑者(58)が潜伏先のガーナから移送され、8日朝、関西空港に到着。大阪府警国際捜査課はその場で森川容疑者を詐欺の疑いで逮捕した。

 その手口は巧妙だった。国内在住の米国人女性ライターに成りすましたケースでは、マッチングアプリで出会った日本人男性に「ギリシャに行ってサインをすれば、父の遺産の金(ゴールド)が手に入る」とウソをつき、「警備会社に金の保管料を要求された」「私を助けて。お金はあるけど足りないの」と2万5670ドルを詐取していた。

「ヤツらは初日からいきなりメールで『愛してるよ』とか、『一緒に暮らしたい』と言葉巧みに相手を口説き落とし、老後の不安などを抱える被害者の心をつかむんや。いけると思ったらそこから本題に入り、『国連の医師としてイエメンに派遣される』と女医をかたったり、『荷物のトラブルが発生して、現金が必要になった』とカネを振り込ませていた」(捜査事情通)

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