神戸福原のソープランドで老舗優良店が「売春」で摘発された理由
68店舗の性風俗店がひしめき合う神戸・福原の歓楽街で、老舗のソープランド店が「売春」容疑で警察に摘発された。
5日、売春に使う場所を提供したとして、売春防止法違反(場所提供)の疑いで兵庫県警兵庫署に逮捕されたのは、ソープランド店「インフィニティ」の経営者、萩原毅(50)と同店のマネジャー、春名誠(50)両容疑者。同店は「桜筋」を入ってスグのところにある人気店だ。
2人は店のソープ嬢が不特定の客と売春することを知りながら、個室を提供した疑い。昨年、同署に「客引きやスカウトなどの迷惑行為をしている店舗がある」という情報が寄せられ、調べを進めていた。
それにしてもなぜ、ソープランドが「売春」で摘発されたのか。インフィニティが「狙い撃ち」されたのか。
「この店だけちゃうんやけど、強引な客引きやスカウト行為のタレコミが結構あった。特にこの店はスカウトマンを使うて、三宮で女性に声を掛けまくっとったんや。同業者からも『ちょっとやり過ぎちゃうか』という声が上がり、実際、誘われた女性本人や家族からも苦情が入っとった。実は昨年11月、女性を有害業務の店で働かせたいうことで、インフィニティを職業安定法違反容疑で捜査したんや。その時は、本番行為を定期的にしていることは立証でけへんかったんやが、その後、内偵を続け、売春を認知したことから摘発に踏み切った」(捜査事情通)