著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(26)軍事機構は錯乱の世界に入っていった

公開日: 更新日:
バターンを戡定、皇軍前線部隊感激の万歳と報道する「同盟写真特報」(1942=昭和17年4月18日)/(C)共同通信社

 戦争はむろん軍事機構が軸になるにせよ、軍事だけに任せておけば彼らの論理だけで戦闘行為を進める。軍人はとにかく「戦闘に勝つ」ことが第一義で、国力の限界などに気を回す軍事指導者は少ない。政治が軍事をコントロールする「文民支配」は、戦争を総合的に判断する重要な約束事である。民主主義の… 

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