著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東條英機の発言や記録などすべてを細かく分析して見えたことは

公開日: 更新日:
なぜ踏み出したのか(日米開戦時の内閣の顔ぶれ。前列中央が東条英機首相=1941年12月18日付「同盟写真特報」から))

 東條英機の開戦前の号泣は、一面で「戦争せずとの天皇の意思に反して開戦となったことへの申し訳なさ」という見方もできる。私も当初はそのような受け止め方をした。多分常識的にはそういう見方が一般的になるのだろうとも思った。とするならばこの首相は早期講和を目的にしなければならない。ところ…

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