旧統一教会の解散命令請求へ 政府が最終調整に入る=NHKが報じる
旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)をめぐる問題で、政府は教団の解散命令を裁判所に請求する方針を固めた。30日のNHKニュースが報じた。
旧統一教会をめぐる高額な献金や「霊感商法」の問題を受けて、政府は献金集めの手法や組織運営の実態などの調査を実施。その結果、教団の行為は宗教法人法の解散命令の事由にある「法令に違反し、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」に該当すると判断し、解散命令を裁判所に請求する方向で最終調整に入った。早ければ10月12日に宗教法人審議会を開き、請求について意見を聴取する。
請求後は、裁判所が文科省と教団の双方から意見を聴いた上で解散命令を出すかどうか判断する。