党首でありながら社民党を捨てて立憲民主党に参加した又市征治
又市征治(2023年9月18日没、享年78)
原発に党を挙げて反対できず、改憲ならぬ壊憲にも正面からストップをかけられない立憲民主党に、又市は元党首でありながら社民党を捨てて参加した。だから、死亡記事に「元社民党党首」と出たことに社民党に残った人たちはみんな怒っている。
又市は忘れたふりをしていたが、マッサージの女性とスキャンダルを起こして週刊誌ネタになった。それで、どれだけ社民党が女性票を失ったか。
当時、三宅坂にあった社民党本部に右翼の街宣車が押しかけ、強烈な皮肉を放った。
「社民党のみなさん、今日はマッサージの御用はありませんか」
急所を突いたアナウンスに、事務局の人間は「やってられない」と苦り切っていた。
恥というものを知っている人間なら、直ちに国会議員をやめる。ところが又市は表の顔の党首さえ続けたのである。
社民党などどうなってもいいと考えたのか、小さいながらも党首の座が居心地よくてしがみつきたかったのか。いずれにしても社民党のイメージを著しく低下させた責任は大きい。