長崎・対馬市長“核のごみ”最終処分場めぐり第1段階の「文献調査」は受け入れない意向
原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場をめぐり、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は、国の選定プロセスの第1段階「文献調査」を受け入れない意向を固めたことがわかった。27日NHKニュースが関係者の話として報じた。
「核のごみ」をめぐっては、長崎県対馬市議会(定数19)が12日の本会議で、「文献調査」の受け入れを求める地元建設業界の請願を10対8の賛成多数で採択。最終的な決定は市長が下すことになっているため、比田勝の判断に注目が集まっていたが、調査への賛否が分かれる中、市民の理解を得るのは難しいと判断したとみられる。
比田勝は27日最終日を迎える市議会で、自身の考えを表明する方針だ。