「報酬二重取り」は維新だけではなかった! 自民・立憲3衆院議員も“抜け道”利用で公設秘書に地方議員
日本維新の会の池下卓衆院議員(48=大阪10区)が地元市議2人を秘書として採用。公設秘書と地方議員を兼職させて、秘書給与と市議報酬の「二重取り」と批判を浴びているが、維新だけではなかった。自民党の逢沢一郎(69=岡山1区)、松本尚(61=千葉13区)、立憲民主党の福田昭夫の3衆院議員(75=栃木2区)も地方議員を公設秘書として兼職させていたことが判明した。21日の毎日新聞が報じた。
■年間約1500万円の「二重取り」
逢沢氏の公設秘書は香川県三豊市の三谷正史市議(64)。逢沢氏の地元事務所は岡山市にあるが、三豊市までは瀬戸内海を挟んで約50キロ離れている。秘書給与は約900万円、市議報酬とともに年間約1500万円の「二重取り」となっている。
松本氏は千葉県酒々井町の金塚学町議(49)、福田氏は栃木県日光市の斎藤久幸市議(52)をそれぞれ公設秘書として雇っている。
公設秘書の兼職は国会議員秘書給与法改正で原則禁止されている。国会議員が許可すれば兼職できるが、逢沢氏らはこの「抜け道」を利用した。