保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

中国のナショナリズムに火をつけた第1次世界大戦後のパリ講和会議

公開日: 更新日:
パリ講和条約でのドイツ政府代表団(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 孫文らの革命派はさまざまな考えや出身地閥のような人脈の乱れもあり、袁世凱政府の後を継いだ段祺瑞政府との間の抗争も思うようには進まなかった。さしあたり孫文がよりどころとした広東政府とて寄り合い世帯だったのである。孫文がこの政府に担がれていると言っても、実際の権力を持つ西南軍閥に依…

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