解散風で政界テンヤワンヤ…岸田自民大物25人が“討ち死に”危機!現職大臣、安倍後継の落選も
吹き荒れる「解散風」に永田町は大慌てだ。野党は候補擁立を急ぎ、民放キー局は「選挙取材班」を立ち上げたという。自民党も候補者調整を急ピッチで進行中。来週中に全選挙区の候補を決定する方針だ。しかし、このまま衆院選に突っ込むと、岸田自民は“大物議員”が続々と落選する可能性がある。
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日刊ゲンダイは、前回2021年衆院選の得票数や現在の選挙区情勢などを基に“危険水域”にいる当選6回以上のベテラン、閣僚経験者、大物議員の後継者をピックアップ。その結果、いま衆院選になだれ込めば、25人が“討ち死に”する恐れがあることが分かった。
特に落選者が続出しそうなのが、公明党との選挙協力態勢が崩壊した東京都だ。全30選挙区で公明票が見込めないことから「自民党の当選者は1ケタ台になる可能性がある」(永田町関係者)という。中でも当選を危ぶまれているのが、現職大臣の小倉将信こども政策担当相(東京23区)だ。
「小倉さんはほとんど地元・町田市に帰ってこず、支援者との会合にもロクに参加しない。前回選挙では立憲民主党の候補にわずか6000票差と薄氷の勝利でした。現職大臣で顔が売れてきたとはいえ、盤石ではないでしょう」(地元自民党関係者)
東京では他にも11区の下村元文科相が「公明票が見込めず焦りを募らせている」(都政関係者)。前回選挙で圧勝した萩生田政調会長も次は楽勝ではない。公明票が離れただけでなく「次は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の“支援”が得られない」(同)からだ。