補選全敗の立憲民主「泉降ろし」加速も展望ナシ 次の代表に“昔の名前”野田元首相担ぐ動き
連休明け早々に「泉降ろし」が加速するのか。4月23日に行われた衆参5補選で全敗した立憲民主党が、またガタガタしている。
岡田幹事長は補選直後に「代表が責任をとる話ではない」と予防線を張り、泉代表も「解散総選挙がいつ行われるか分からないという状況で、国会も開会中だ」と自身の辞任や執行部刷新を否定した。しかし、党内の不満は抑えられず、10日に補選結果などを総括する両院議員懇談会が開催されることになった。
「選挙直後から、泉代表を降ろして新代表に野田佳彦元首相を担ごうとする動きが党内であったと聞いています。執行部批判の急先鋒が蓮舫議員で、ツイッターで『まず両院議員懇談会を開いて所属議員の声を代表が聞くべきだ』などと発信していた。両院議員懇談会では、総選挙になった場合に泉代表では戦えないと、交代を求める声が上がる可能性があります」(立憲民主党若手議員)
もっとも、立憲のお家騒動は今に始まったことではない。2021年の衆院選で伸び悩んだ際も責任論が噴出して当時の枝野代表が辞任。泉代表に代わってからも、22年の参院選で改選議席を大幅に下回ると執行部の責任を問う声が上がり、両院議員懇談会が開かれた。その時も泉代表は「いつ次期総選挙があるか分からない」と言って続投している。