月ぎめで今回は500円…再値上げの朝日新聞に《ご都合主義》とのアレルギー反応が出るワケ
《自分たちが最もご都合主義だった》
《言ってきたことと、今やっていることが見事に矛盾している》
5月1日から値上げに踏み切った朝日新聞に対して、SNS上ではこんな声が広がっている。朝夕刊セット版の月ぎめ購読料は、4400円から4900円、統合版は3500円から4000円にそれぞれ改定となった(いずれも税込み)。
朝日新聞といえば、2021年7月にも値上げをしているから、およそ1年10カ月で863円(朝夕刊セット版)もの値上げとなる。
民間調査会社「帝国データバンク」は、5月から値上げを予定している飲食料品は824品目になると発表したが、物価高が止まらない状況下で、今回の朝日新聞の値上げは正直、食品以上のインパクトを感じざるを得ないだろう。
印刷、紙代といった資材の高騰もあり、やむを得ない要素はあるものの、読者から《ご都合主義》との声が出ているのはなぜか。理由を探ると、2010年代にさかのぼるようだ。
「新聞に対する税率を低く抑える軽減税率を導入すべき」