室井佑月
著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

「軍事費は大盤振る舞い、教育費はケチる」社民党・大椿さんの意見はまっとうだが…

公開日: 更新日:

「なぜ、こんな気持ち悪いことを思い付くのか。軍事費には大盤振る舞いだが、教育費はケチる。まず学費を引き下げ、返済中の人には徳政令を出す、安定した雇用を確保などの政策は考えないのか?」(大椿ゆうこ・社民党副党首)

 これは3月3日の大椿さんのTwitterでの発言。この発言と一緒に、3月2日付の『JIJI.COM』の『出産条件に奨学金の返済減免 教育費軽減で提言へ─自民調査会』というニュースを貼り付けている。

 つまり、自民党が出してきたその提言が、大椿さんには「気持ち悪」く思えたらしい。

 大椿さんのいってることも、わからないではない。教育費を下げろ、安定した雇用を用意しろ、それが少子化対策になる、っていう。国は防衛費をいきなり2倍に上げるわけだし、予算をかけるところが違う、ってやつね。

 あたしもその部分に関しては同感だ。でも、少子化対策についてはちょっと違う。

 日本の超少子高齢化は加速して進んでいってる。最悪の未来を予測して出していた統計が、現実の酷い統計の数字に追いつかなかったくらいに。超少子高齢化は、近々にどうにかしなくては国が成り立たなくなるくらいの、大問題である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「SMAP再結成」を遠ざけた木村拓哉の余計な一言…「教場」スポンサー離れで制作延期の弱り目

    「SMAP再結成」を遠ざけた木村拓哉の余計な一言…「教場」スポンサー離れで制作延期の弱り目

  2. 2
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3
    木村拓哉「show must go on!」投稿削除の"本当の理由"は「訳ありバンドのTシャツ」か?

    木村拓哉「show must go on!」投稿削除の"本当の理由"は「訳ありバンドのTシャツ」か?

  4. 4
    巨人・原監督続投なら組閣ができない! “敗戦責任”をコーチ陣に押し付け、全権指揮官が失う求心力

    巨人・原監督続投なら組閣ができない! “敗戦責任”をコーチ陣に押し付け、全権指揮官が失う求心力

  5. 5
    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

  1. 6
    元シブがき隊・本木雅弘はなぜ潰されなかった? 奥山和由氏が明かしたメリー氏の「圧力」

    元シブがき隊・本木雅弘はなぜ潰されなかった? 奥山和由氏が明かしたメリー氏の「圧力」

  2. 7
    フジ渡邊渚アナが体調不良でダウン…人気アナほど「働きすぎ症候群」に陥るワケ

    フジ渡邊渚アナが体調不良でダウン…人気アナほど「働きすぎ症候群」に陥るワケ

  3. 8
    東山紀之新社長の二面性、TVマンが見た“ウラ”の顔は「番組降板時にCPを睨みつけ、無言で楽屋に…」

    東山紀之新社長の二面性、TVマンが見た“ウラ”の顔は「番組降板時にCPを睨みつけ、無言で楽屋に…」

  4. 9
    ヤマト運輸「大量解雇」は数千人規模 個人事業主約3万人に続き、パートも対象へ

    ヤマト運輸「大量解雇」は数千人規模 個人事業主約3万人に続き、パートも対象へ

  5. 10
    「BE:FIRST」Mステ初出演で“ジャニーズの圧力”が白日の下に…過去には沖田浩之、竹本孝之も出演できず

    「BE:FIRST」Mステ初出演で“ジャニーズの圧力”が白日の下に…過去には沖田浩之、竹本孝之も出演できず