「軍事費は大盤振る舞い、教育費はケチる」社民党・大椿さんの意見はまっとうだが…
「なぜ、こんな気持ち悪いことを思い付くのか。軍事費には大盤振る舞いだが、教育費はケチる。まず学費を引き下げ、返済中の人には徳政令を出す、安定した雇用を確保などの政策は考えないのか?」(大椿ゆうこ・社民党副党首)
これは3月3日の大椿さんのTwitterでの発言。この発言と一緒に、3月2日付の『JIJI.COM』の『出産条件に奨学金の返済減免 教育費軽減で提言へ─自民調査会』というニュースを貼り付けている。
つまり、自民党が出してきたその提言が、大椿さんには「気持ち悪」く思えたらしい。
大椿さんのいってることも、わからないではない。教育費を下げろ、安定した雇用を用意しろ、それが少子化対策になる、っていう。国は防衛費をいきなり2倍に上げるわけだし、予算をかけるところが違う、ってやつね。
あたしもその部分に関しては同感だ。でも、少子化対策についてはちょっと違う。
日本の超少子高齢化は加速して進んでいってる。最悪の未来を予測して出していた統計が、現実の酷い統計の数字に追いつかなかったくらいに。超少子高齢化は、近々にどうにかしなくては国が成り立たなくなるくらいの、大問題である。