保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

戦犯第1号・山下奉文司令官の遺書に書かれた日本軍の反省と問題点

公開日: 更新日:
降伏のため山を下り、米軍陣地に向かう山下奉文司令官(米陸軍機関誌から。1945年9月、フィリピンのルソン島/ゲッティ=共同)

 太平洋戦争の終結後、日本軍の軍事指導者や占領各地での各種行為の実行者は、戦勝国によって裁かれた。いわゆるBC級戦犯裁判である。山下が昭和19(1944)年10月から指揮していた第14方面軍司令官として、マニラでのアメリカ軍によるBC級裁判で裁かれたのは、戦争が終わって2カ月ほど…

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