保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康 日本史縦横無尽

「ソ連が敗れ、米国も手を引く」戦時指導者の愚かな楽観論

公開日：　更新日：
東條英機（左）と星野直樹（Ｃ）共同通信社

　真珠湾攻撃後の第2段階で、日本の戦時指導者はどのような手を打つかなどは全く考えていなかった。それが致命的な欠陥だったとも言えるのだが、この事態をもう少し別な視点から見ていくと、日本人の国民的性格を表しているとも言える。その性格は、2つの言葉で語ることができた。

　一つは「…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

■関連記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう！

最新の政治・社会記事

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1
    プーチン大統領勝利に終わるのか？ 苦戦ウクライナ軍「死傷12万人」の衝撃

    プーチン大統領勝利に終わるのか？ 苦戦ウクライナ軍「死傷12万人」の衝撃
  2. 2
    政界にはびこる“エセ愛国者たち”はヌートバー選手からケツバットを食らえ！

    政界にはびこる“エセ愛国者たち”はヌートバー選手からケツバットを食らえ！
  3. 3
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃！

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃！
  4. 4
    高市早苗氏がツイッターで“恨み節”…国会軽視批判のグダグダ答弁もまるで他人事

    高市早苗氏がツイッターで“恨み節”…国会軽視批判のグダグダ答弁もまるで他人事
  5. 5
    「台湾有事」は眉唾モノの空論 中国が武力統一できないこれだけの理由

    「台湾有事」は眉唾モノの空論 中国が武力統一できないこれだけの理由
  1. 6
    囁かれる岸田首相「3.19キーウ電撃訪問」 強行計画は中国に先を越されたくない焦り

    囁かれる岸田首相「3.19キーウ電撃訪問」 強行計画は中国に先を越されたくない焦り
  2. 7
    近づく衆院補選…そして「安倍晋三」の神格化は生前以上に進む

    近づく衆院補選…そして「安倍晋三」の神格化は生前以上に進む
  3. 8
    牙を抜かれたTV局 高市辞任でも幕引きというわけにはいかない

    牙を抜かれたTV局 高市辞任でも幕引きというわけにはいかない会員限定記事
  4. 9
    一連の“高市騒動”の前提 安倍晋三による言論弾圧は疑惑ではなく客観的事実だ

    一連の“高市騒動”の前提 安倍晋三による言論弾圧は疑惑ではなく客観的事実だ
  5. 10
    「ガーシー問題」は単純明快だ 任務を自ら放棄した者には除名しかない

    「ガーシー問題」は単純明快だ 任務を自ら放棄した者には除名しかない

もっと見る

  1. PR
    累計販売本数8,500万本超えの大ヒット！天然水「のむシリカ」の秘密

    累計販売本数8,500万本超えの大ヒット！天然水「のむシリカ」の秘密
  2. PR
    2023年 人気のオンライン無料カジノゲームはこれだ！

    2023年 人気のオンライン無料カジノゲームはこれだ！
  3. PR
    今、巷で三ツ星ファームの「おかず定期便」が話題に‼

    今、巷で三ツ星ファームの「おかず定期便」が話題に‼
プレゼント
特集 旧統一教会問題
特集 コロナショック
コクハク
日刊ゲンダイヘルスケア
日刊ゲンダイ公式写真サイト MOMENT
オリジナル家系図
ゲンダイオンライン
日刊現代リクルート2023

人気キーワード

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に

    小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に
  2. 2
    ポスト三浦瑠麗は決まりか… 岩田明子氏「めざまし8」「サンジャポ」出演を視聴者はどう見た

    ポスト三浦瑠麗は決まりか… 岩田明子氏「めざまし8」「サンジャポ」出演を視聴者はどう見た
  3. 3
    道端ジェシカ容疑者 МDМA所持の疑いで逮捕…母親は「しばらく連絡していない」と憔悴しきり

    道端ジェシカ容疑者 МDМA所持の疑いで逮捕…母親は「しばらく連絡していない」と憔悴しきり
  4. 4
    上田桃子まさかの大逆転負け…「バウンスバック率」が物語る“ミスで仏頂面”のマイナス

    上田桃子まさかの大逆転負け…「バウンスバック率」が物語る“ミスで仏頂面”のマイナス
  5. 5
    高市早苗氏こそ「国会軽視」…土日に“言い訳ツイート”20回超、シンパも心配する異常ぶり

    高市早苗氏こそ「国会軽視」…土日に“言い訳ツイート”20回超、シンパも心配する異常ぶり
  1. 6
    中居正広 WBC"静かなリポート"で体調不安説が再燃…元SMAPメンバーの活躍で奮起か?

    中居正広 WBC"静かなリポート"で体調不安説が再燃…元SMAPメンバーの活躍で奮起か?

  2. 7
    球児の“ペッパーミル”に審判ダメ出し 高野連の頭の中はいまだに「青春スポ根ドラマ」幻想

    球児の“ペッパーミル”に審判ダメ出し 高野連の頭の中はいまだに「青春スポ根ドラマ」幻想
  3. 8
    台湾新幹線の車両更新で「日本が逆転受注」のウラ事情 日台親善のうつろさ浮き彫りに

    台湾新幹線の車両更新で「日本が逆転受注」のウラ事情 日台親善のうつろさ浮き彫りに
  4. 9
    朗希のWBCメキシコ戦はメジャーの大品評会と化す “25歳ルール”クリアなら総額450億円契約も

    朗希のWBCメキシコ戦はメジャーの大品評会と化す “25歳ルール”クリアなら総額450億円契約も
  5. 10
    田中みな実と宇垣美里の明暗…キャラ丸かぶり元女子アナ「女優」で成功するのはどっち？

    田中みな実と宇垣美里の明暗…キャラ丸かぶり元女子アナ「女優」で成功するのはどっち？