プーチン大統領 小型核使用で“強制終了”の最悪シナリオ…年明けに首都キーウ猛攻撃か
本気なのか、虚勢なのか──。ウクライナ戦争をめぐり、ロシアのプーチン大統領が年明け、ウクライナの首都キーウに再侵攻するとの見方が出てきた。
英紙ガーディアン(15日付)によると、同紙のインタビューに応じたウクライナのレズニコフ国防相は、部分動員されたロシア兵30万人のうち〈約15万人が軍事訓練を始めた〉と指摘。〈準備に最低3カ月かかるとすると、昨年の軍事侵攻開始のように、年明け2月にも次の大規模攻撃を仕掛けてくるのではないか〉と、警戒感を示した。ウクライナのザルジニー総司令官も英誌エコノミストに、ロシア軍が年明けに首都キーウ奪還を再度狙ってくる可能性について言及している。
実際、最近のプーチン大統領の動きはキナくさい。19日、同盟国ベラルーシの首都ミンスクを約3年ぶりに訪問。盟友関係にあるルカシェンコ大統領と会談する予定だ。戦争長期化に備えた動きとみられる。
16日にはショイグ国防相やロシア軍のゲラシモフ参謀総長らと今後の「特別軍事作戦」について協議。作戦続行の姿勢を強調した。