保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

板垣征四郎の夢を見ながら命を閉じた石原莞爾

公開日: 更新日:
石原莞爾(C)共同通信社

 石原莞爾が病死したのは、昭和24(1949)年8月15日の夕方である。最期は銻子夫人、秘書であり同志だった高木清寿、さらには東亜連盟の門弟らが看取っている。60年の生涯であった。日本が戦争に負けて4年。敗戦の日に人生を閉じるのは、いかにも石原らしく思われる。

 この最期の…

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