「タナボタを そっと見上げる 松の影」
▼「ジミ男くん」と呼ばれる松野博一官房長官。就任から1年、毎日、会見しているけど印象が薄い。素っ気ない「原稿の棒読み」だからだ。でも、結構おしゃれで就任から替えたメガネは5個。印象は変わらないけど
▼官房長官は総理の黒子。自・公与党との連絡や官僚の根回しが役割だが、その形跡は見えない。「岸田総理の道連れになるつもりがないから」といわれるが、どっこい、これも戦略。岸田がコケたらタナボタで後釜狙いではないか。それには安倍派の事情が絡む
▼安倍派は会長が決まらず集団指導体制。誰かが少しでも色気を見せたらみんなが潰しにかかる。しかし、ポスト岸田は安倍派が取るのが至上命令。松野の武器は「誰からも嫌われていない」こと。時々する上目遣いは棚のボタモチを見ている?