岸田自民・臨時国会まで“強行突破”の吉凶 旧統一教会問題は「茂木幹事長無能論」に発展

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 臨時国会の召集が来月3日に迫り、与野党の攻防が激化している。自民党と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の癒着に全く片が付いていないのだから、国会を開くからといってすんなりいくわけがない。

 野党にロックオンされた細田衆院議長は29日、文書で旧統一教会との接点を説明したが、山際経済再生担当相や萩生田政調会長など、火種はゴロゴロ。一角が崩れれば総崩れとなるだけに、岸田首相も“問題議員”を切るに切れず、山際氏も更迭せず、このまま国会論戦に突っ込む方針のようだ。強行突破の吉凶やいかに。

 半世紀にわたって教団と濃厚な付き合いをしてきた清和会(安倍派)の前会長の細田氏は、2019年に開かれた教団関連団体UPF(天宙平和連合)が主催するイベントに出席。「今日の盛会、そして会議の内容を安倍総理に早速報告したい」などとスピーチするなど、濃い関わりが判明している。

 ところが、議長で会派を離脱しているとの理由で自民の「自己点検の集約」から除外。これまでマスコミの取材にも一切応じなかった。一転したのは、野党に揺さぶられたからだ。

「反社会的なカルト集団との関係が疑われる三権の長が何の説明もしないまま、国会審議なんかできない。問題がないという考えなのなら、堂々と会見を開いて潔白を主張すればいいだけのこと。コトと次第によっては、審議拒否もやむを得ない」(野党関係者)

「細田議長は中立の立場にもかかわらず、衆院小選挙区の『10増10減』をめぐって持論を展開したこともしかりで、記者と相対したら何を言い出すか分からない。大炎上必至。文書に対する質問には必要に応じて文書で回答する流れになりそうです」(自民党関係者)

 案の定、細田氏は「今後、社会的に問題があると指摘される団体等とは関係をもたないよう、適切に対応してまいりたい」などと締めくくり、形ばかりの文書を出してお茶を濁した。

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