ウクライナ侵攻から半年「ロシアはウクライナの新聞社を乗っ取りニセ情報を流しています」

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タチアナ・カリノフスカさん(「チェルカースィ新聞」社長兼編集長)

 今年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、まもなく半年を迎える。最近は現地の報道も減っているが、その裏側では35人超のジャーナリストが亡くなった。現地のメディアや市民生活は今、どうなっているのか。ウクライナ・ジャーナリスト連盟(NSJU)を支援し、現地と連携する「食品と暮らしの安全基金」の小若順一代表が解説する。

 ◇  ◇  ◇

 ウクライナの首都キーウにほど近いチェルカースィ州で、103年の歴史を持つ「チェルカースィ新聞」(週刊)は、地域に根ざした老舗メディアだ。日本の支援団体から招かれて来日した編集長のタチアナ・カリノフスカさんは「ロシアの侵攻で状況は一変した」と言う。

「人々は仕事がなくなり食料の確保を優先するために新聞を買わなくなり、購読料収入が激減、企業広告も一瞬で消えました。収入がなくなったので用紙代も払えず、新聞を配達してくれる郵便・宅配業者に払うお金もありません。それでも、紙メディアを保つことは大切です。地元企業が当面の運転資金を援助してくれて何とか新聞を発行していますが、そのほとんどは無料配布で、前線の兵士たちにも送っています」

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