姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観」(集広舎)。

ペロシ米下院議長の訪台で、ついに中国は「米国の罠」にハマるのか

公開日: 更新日:

【緊急連載】どうなる中台関係 ペロシ氏訪台の衝撃(上)

 7月9日、都内で開かれた学会で、国際関係論の専門家がこう述べた。

「米国は台湾戦争をやりたがっており、習近平が逃れられない罠を仕掛けてくる可能性がある。中国にとって『やらずにいられないシナリオ』で正面からの戦争になる」──。

 8月2日、米大統領の継承順位2位のペロシ米下院議長が専用機で台湾に到着した。この訪台、中国にとって逃れられない“米国の罠”となるのか。

 祖父の代から日本に住む、中国と台湾の両方に詳しい“複眼的中国ウオッチャー”の李曼氏(仮名)は、ペロシ氏が乗った飛行機が台北の空港へ到着するのを、手に汗握って見守っていた。

 大物の訪台となれば鳴り物入りで大宣伝するのが台湾流だが、今回は慎重だった。それは「中国への刺激を避けたいからに他ならない」と李氏は言う。ペロシ氏の訪台計画は6月にも浮上したが、このとき台湾は訪台を拒否している。今回実行されたのは、11月に控える台湾の統一地方選挙があるためか。李氏は「与党民進党は、中国の出方を睨みながら、ペロシ氏の訪問が選挙戦にプラスに働くか、イチかバチかの賭けに出たとも受け取れる」と話す。

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