【富山】自民の牙城 野党系勝利は「1対1」が必須条件
富山(改選数1)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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【富山】
○○野上浩太郎55 自現
山 登志浩42 立新
京谷 公友54 維新
坂本 洋史51 共新
小関 真二61 N新
4選を目指す前農相の野上が盤石。2016年、19年参院選では自民候補と野党候補による事実上の一騎打ちだったが、今回は候補乱立で、自民の牙城を崩すのは一層困難になっている。
「16、19年参院選で野党候補に集まった票は、一本化しても約13万4000票。最低でも20万票以上を集めないと、自民候補と勝負にならない。民主党が政権与党になって初めて迎えた参院選(2010年)ですら、民主候補の得票数は約22万票で、野上さんに10万票近く差を開けられました。今回は保守票が分散する可能性があるとはいえ、自民の組織力はバツグン。地域ごとの自治振興は自民を中心に成り立っているので、候補乱立の影響は微々たるものでしょう。野党系は勝とうとするなら、少なくとも1対1の構図が必須条件です」(県政関係者)
保守王国の壁は厚い。