保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として8/18に発売予定。

無条件降伏とは他民族への征服哲学を捨てること

公開日: 更新日:
ヴャチェスラフ・ミハイロヴィチ・モロトフ外相(C)Sputnik/共同通信イメージズ

 無条件降伏は第2次世界大戦の後半期には重い意味をもつことになった。アメリカの国務省では日本軍との開戦当時から、どういう形で勝利を収めるか、そのときの条件はどのようなものかを内々に検討を続けていた。無条件降伏とは具体的には考えていなかったのだ。

 ルーズベルトは仲間内の会談…

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