保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として8/18に発売予定。

大本営に呼ばれた学生らの三角関数による計算の目的は、B29撃墜だった

公開日: 更新日:
帝都上空を飛ぶ米軍のボーイングB-29爆撃機(C)共同通信社

 マリアナ諸島から飛び立ったアメリカ軍の爆撃機は、日本本土の主要工業地帯を徹底して狙い続けた。軍事用語では「戦略爆撃」とも言われるのだが、具体的には軍需生産に関わる一切の工場、通信、輸送、さらには交通機関まで爆撃し、実際に戦時物資や武器弾薬などの補給を断ってしまうことを指していた…

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