立岩陽一郎
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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部客員教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」発売中。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」に出演中。

「辺野古は“唯一の解決策”どころか、好ましくない解決策」旧知の元外交官の言葉は「私見」ではない

公開日: 更新日:

 この1月21日、古い付き合いのアメリカの元外交官と東京で再会した。現在は国務省を退官しているが、日米の安全保障に引き続き関わっている。彼は日米両政府が普天間基地の返還を決めた時期に日本で勤務しており、その後もワシントンと東京からこの問題に関わっている。必然的に辺野古移設の問題になった。

 彼が辺野古の埋め立て現場を視察してきたと話したので、私は、「あなたは同意しないかとは思うが、辺野古が唯一の解決策とは言えないと私は思う」と伝えた。すると、彼は日本語で「ユイイツノカイケツサク」と言った上で、「唯一の解決策だった……1995年当時は。しかし今は違う。辺野古は『唯一の解決策』どころか、好ましくない解決策だ」と話した。

 そして驚く私を見ながら、「当時と現在では中国の軍事力が全く違う。今の中国の軍事力をもってすると、米軍基地を1カ所に集中させることはマイナスだ」と続けた。

 沖縄に米軍の存在は必要だとの彼の主張は変わらない。ただし、沖縄には極東最大といわれる嘉手納空軍基地をはじめ多くの米軍施設が集中している。対地攻撃能力が飛躍的に向上している中国軍からの格好の標的になるということだ。

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