石原伸晃氏の雇用調整助成金受給問題は「法的に問題ない」とは言い切れない
石原伸晃氏が内閣参与の職を辞した。支部長を務める自民党東京都第8選挙区支部が、新型コロナ対策の雇用調整助成金(以下、助成金)を受給していたことが批判を招いたからだという。この助成金の受給は最初にAERAdot.が報じた。
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その支部の2020年の政治資金収支報告(以下、収支報告書)を見ると、収入の欄に助成金として3回に分けて計60万円余が記載されていた。石原氏は「公正な手続きにのっとった受給ではあるが、混乱を生じることで総理の職務遂行に迷惑をかけることは自分の本意ではない」と岸田首相に話したという。
その後、大岡敏孝環境副大臣が代表を務める自民党滋賀県第1選挙区支部も助成金約30万円を受け取っていたことが明らかになった。京都新聞が報じた。大岡氏は京都新聞の取材に対して受給は問題ないと話したという。