溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

六代目山口組に復縁した山健組に課せられていること

公開日: 更新日:

 当初は神戸山口組の傘下だった山健組(中田浩司組長)が六代目山口組に復縁し、22日、山健組の幹部が高山清司若頭に面会、六代目入りの正式承認をもらった。

 もともと中田組長は2018年5月に山健組を継いだ後、弘道会の中野寿城・前若頭と兄弟分であることから、その縁で六代目山口組に戻ろうと模索していた。今回、中田組長は収監中でありながら、弁護士を通じ、晴れて復縁がなったわけだ。

 一説に中田組長が率いる山健組は組員700人、神戸山口組に残留する山健組は500人といわれるが、実際は両派とも大幅な水増しで、せいぜい100~150人ぐらいが実数という見立てもある。

 その正否はさておき、最盛期には傘下7000人、「山健組にあらざれば山口組にあらず」とまでいわれた勢力が見る影もないほど痩せ細った。山健組の暴力面の「声望」はまだまだ高いようだが、果たして実戦でどこまで成果を上げられるか、心もとない感じもする。

 山健組を迎え入れた六代目山口組としては当然、戦力として期待している。勢力は小さくともやれることはある、と。

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