高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

菅首相が突然の総裁選不出馬…その裏で何が起きていたのか

公開日: 更新日:

 菅義偉首相の不出馬表明の裏で何があったのか、自民党のベテラン秘書に聞いた。「8月30日の菅と二階俊博幹事長との会談で、菅が『幹事長交代を』と願い出た時、二階が『どうぞどうぞ、遠慮せずにやってください』と即答したのが、変だと思わないか」と彼は言う。

 確かに、二階の寝技一本で生まれた菅政権にとって、二階は大恩人。岸田文雄前政調会長が「党役員3年任期制」を言い出して2A(安倍・麻生)の支持を固めようと打って出たのに対し、菅は、それなら自分が二階降ろしを仕掛けて争点を潰し、逆に2Aをこちらに引きつけようとした。

「それが菅の、足し算引き算の算数レベルの単純思考。二階は常に政局を3次元連立方程式の数学レベルで操っているから、言われた瞬間に『この俺様に歯向かう菅を一番みっともない格好で切り捨て、かえす刀で岸田も切る』と決断したのだろう。あくまで推測だがね」と秘書氏。

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