石破茂氏が自民党次期総裁「党員人気」で首位 各紙世論調査では河野太郎氏がリード
菅首相の退陣意向表明を受け、読売新聞と共同通信が4~5日、緊急世論調査を実施。次の首相にふさわしい政治家を尋ねると、どちらも河野ワクチン担当相が首位に立ったが、今回の総裁選のカギを握るのは全国113万人の自民党員による「党員票」だ。各候補の得票数に応じたドント方式で議員票と同じ383票に配分される。
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民間調査会社の日本共同ネットニュースが4日、自民党員に絞って電話で「誰に投票したいか」を聞いたところ、回答を得た2135人の選択は、石破元幹事長が28.9%とトップで河野氏(20.7%)を逆転。岸田前政調会長19.5%、高市前総務相7.9%、野田幹事長代行4.3%と続く。下村政調会長は0.1%。「まだ分からない」は18.6%に上る。
菅首相の総裁選不出馬によって「自民党に活性化が生まれるか」と聞くと、「今までと変わらない」が57.1%で、「変化が生まれ良くなる」(42.9%)を上回る。
自民党員も冷めた目で党内の混乱をみているようだ。