孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

横浜市長選で「菅NO」が明らかなのに…それでも自民は衆院選を菅首相で戦うのか

公開日: 更新日:

 横浜市長選挙で菅首相が支援した小此木八郎前国家公安委員長(56)が敗れた。

 菅首相は議員になる前は小此木氏の父で衆院議員だった故・彦三郎氏の秘書を務めた。昨年9月の自民党総裁選挙で菅氏の選挙対策本部長を務めた八郎氏は、菅首相にとって側近中の側近と言っていいだろう。

 今回の横浜市長選挙はカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致が争点だった。

 小此木氏も、当選した新人で立憲民主党が推薦した山中竹春氏(48)も共にIR反対を掲げていたため、主たる争点は新型コロナウイルス対策となり、それは菅内閣の信任を問う選挙でもあった。

 横浜市長選挙をめぐるJNNが行ったインターネット世論調査によると、菅内閣を支持するかについて、支持が24%だったのに対し、不支持は64%だった。つまり、「菅内閣NO」が小此木氏敗北の原因のひとつとなったのである。

 こうした結果を招くであろうことは、これまでの世論の動向で十分予想された。

 自民党政権に対して比較的好意的とみられる読売新聞が行った8月上旬の世論調査の結果として、「菅首相にどのくらい首相を続けてほしいか」との問いに対し、「すぐに交代してほしい」が18%、「今年9月の自民党の総裁任期まで」が48%で、「9月の総裁任期までの交代を求める人」は計66%に達した、と報じられた。

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