高野孟
著者のコラム一覧
高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

亡くなった立花隆と論争をかわした日々…「ニュージャーナリズム」の震源地で

公開日: 更新日:

 立花隆が亡くなって、3歳上のこの先輩にいろいろなことを教わり、また時には論争もしたりした私としては、まことに感慨深いものがある。

 1970年代半ば、私は駆け出しのフリーライターで、田原総一朗の取材班の一員として仕事をしていたが、その頃、文春編集部のフロアには3つの小部屋があって、立花、田原、それに上之郷利昭の仕事場に割り当てられていた。ここが、当時のいわゆる「ニュージャーナリズム」の震源地だった。

 ほとんど毎日をそこで過ごし、隣の立花部屋にも出入りしていた私が、彼から教えられたことの1つは、「年表は記載事項があろうとなかろうと時間軸で等間隔に作らないとダメだ」ということだった。当時彼は、田中金脈研究の取材に取り掛かっていて、その小部屋の壁には模造紙を横につないだ大きな田中角栄年表が張ってあり、それを見ると、ほとんど記載事項がない空白も目立った。

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