菅首相が目論む「同期のため」解散 10.21任期満了で永年在職表彰の“贈り物”を画策
国民の不安を無視して菅首相が東京五輪を強行するのは、秋の解散・総選挙をにらんだ政権浮揚策とされる。「反対していても五輪が始まれば国民は熱狂する」と考えているのだ。そのため、9月5日にパラリンピックが閉会した直後、高揚感が冷めないうちに臨時国会を召集して衆院解散、10月に投開票という日程が有力視されてきた。
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だが、菅首相の本命は「任期満了選挙」という説がある。過去に衆院議員の任期満了選挙は1976年の1回だけ。当時の三木武夫首相は惨敗した。歴代首相は任期満了間際の「追い込まれ解散」を避けてきたのだが……。