高野孟
著者のコラム一覧
高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

辻褄あわせ 高齢者接種も“やってるフリ”のワクチン後進国

公開日: 更新日:

 日経株式欄の人気コラム「大機小機」が9日付で「いつの間に日本は『後進国』に転落したのか」と書いている。デジタル、環境、ジェンダー、人権、財政など、日本が世界平均以下に成り下がっている分野は枚挙にいとまがないが、その中でも筆頭は「ワクチン後進国」で、米英独中露のような開発国にはなれず、インドのような生産拠点でもない。ワクチン接種率は世界100番目である。「企業も政府も目先の利益を追う安易なイノベーションに傾斜し、人間の尊厳を守る本源的なインベンションをおろそかにしたからではないか」と同コラムは指摘する。

 ようやく高齢者への接種が12日から始まり、東京都では八王子市と世田谷区が真っ先となるが、4月分は各1900回分でアッという間に予約は終了した。

 千葉県では千葉市が12日からだが、個別接種300回分、集団接種1カ所の計1500回分だけで、焼け石に水の状態。他に県下で開始日程が決まっているところも数市あるが、それも千葉市と同様、後のことはともかく、とりあえず届いた分だけで始めてみましたという状態にとどまっている。県下には私の居住する鴨川市を含め54市町村があるが、ほとんどのところは「調整中」とか「5月下旬以降」と表示していて、それは「ワクチンの到着次第」、つまり「未定」という意味だと、11日付朝日の房総版は喝破している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室圭さんは一度は「婚約辞退」を考えた 内定会見後のお食事会から“異変”が…

  2. 2

    眞子さまの結婚問題に揺れる秋篠宮家 当初は小室圭さんを絶賛された紀子さまに起きた変化

  3. 3

    日本人の「知性低下」を露呈した東京五輪…政治家も官僚も私利私欲に走る

  4. 4

    小山田圭吾が一生涯背負う“十字架”と本当の謝罪 障害者の父親は「謝っても許されない」と強い憤り

  5. 5

    五輪スタッフ、メディア関係者に「インチキ陰性判定」乱発か?検査スリ抜けこんなに簡単

  6. 6

    東京五輪入場行進にドラクエのテーマが…作曲家は”安倍応援団” 過去にはLGBT巡り物議醸す発言

  7. 7

    山崎育三郎“離婚”に高い壁 安倍なつみ復帰でざわつくメディア、本当の異変は?

  8. 8

    MISIA「君が代」斉唱は絶賛だが…東京五輪開会式で“大損”させられた芸能人

  9. 9

    アヤパンの“MC力”でテレ朝「サタデーステーション」上昇気流に!視聴率で「報ステ」抜く

  10. 10

    コカ・コーラ社以外は持ち込むな!五輪サッカー観戦で鹿嶋市の小中学生に要望したのは誰だ?

もっと見る