何度も接待ゴチ受けた“文科省の天皇”藤原次官の平伏出世道
文科省に飛び火した利害関係者からの接待疑惑は怪しさぷんぷんだ。文科副大臣時代の亀岡偉民復興副大臣と藤原誠事務次官が、補助金を交付されている学校法人「豊栄学園」(宮崎県三股町=清水豊理事長)と会食を繰り返した問題。26日の参院予算委員会で共産党の山添拓議員から追及された亀岡氏は「たまたま知らないうちに支払われてしまって、最後に確認して現金で支払った」などとシドロモドロ。おどおど答弁で小物ぶりは浮き彫りだが、なぜ会食に藤原氏を伴ったのか。これもまた、核心のひとつである。
「官邸の意向でコロコロ代わる副大臣よりも次官の方がよほど偉いし、職務権限は大きい」(霞が関関係者)のは永田町界隈の常識だ。ましてや、藤原氏は「官邸のスパイ」と呼ばれる“大物官僚”。加計学園問題をめぐり前川喜平元次官に、和泉洋人首相補佐官と面会するか尋ね、官邸の“意向”をチラつかせ、異例の出世を遂げたいわくつきの人物だ。そのヒラメぶりは徹底している。