河野行革相なのにワクチン担当兼務 菅首相の真の狙いは
野党からは「別の狙いがあるのでは……」なんて声も漏れている。菅首相が18日夜、新型コロナウイルスのワクチン接種担当相を新設し、河野規制改革担当相に兼務させると発表したことだ。
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菅首相は2月下旬までに始める予定のワクチン接種を円滑に進めるためとして、「態勢を強化することとし、全体の調整を河野氏に指示した」と説明。これを受け、河野大臣は19日午前の会見で、「輸送や保管、会場の設定といった、接種に関するロジを担当する。安全で有効なワクチンを、国民が1人でも多く、1日でも早く接種できるよう全力を尽くしたい」と語っていたが、「ワクチン接種」の所管は厚労省だろう。なぜ、菅首相は田村厚労相に「ワクチン接種担当相」を兼務させるのではなく、規制改革担当の河野大臣に任せるのか。