立岩陽一郎
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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部客員教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」発売中。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」に出演中。

NHKは日本学術会議の問題は既に終わったと考えているのか

公開日: 更新日:

 NHKの12月の世論調査を見て驚いた。それは、内閣支持率が14ポイント下がって42%となり、支持しないが17ポイント上がって36%だったという内容ではない。調査によっては不支持が支持を上回っているものもある。

 私が驚いたのは、この調査項目の中に日本学術会議に関する総理の対応が含まれていなかったからだ。「桜を見る会」の安倍前総理の説明納得度は入れているのに、だ。NHKはこの問題は既に終わったと考えているのだろうか? もっとも、これはNHKだけではないのかもしれない。メディア全般にこの問題を取り上げる機運が薄まっている印象がある。

 しかしながら一部の記者は引き続きこの問題を取材し精力的に報じている。こうした中、共産党田村智子参議院議員の要求に対して内閣府がある文書を開示した。「日本学術会議法第17条による推薦に基づく会員の任命を内閣総理大臣が行わないことの可否について」と書かれた文書など。17条とは、会員を「内閣総理大臣に推薦する」とした条文だ。つまり菅総理が推薦された6人を任命しなかったことを正当化するための文書だ。その文書を知り合いの新聞記者に見せてもらって驚いた。A4判の書面は1000枚超。積み上げると10センチを超える高さだ(写真)。なぜこれだけあるかというと、正当化するための文面が次々に修正されているからだ。

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