安倍前首相は国会招致へ「桜疑惑」再燃で自民内紛が表面化

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「検察の捜査も国会招致も、官邸の了承なしにはあり得ない。支持率急落で焦った菅総理が、批判の矛先をかわすために安倍さんを差し出したようにみえます。誰のおかげで総理になれたのか。恩人の安倍さんを守ろうとしない総理なら、黙って菅政権を支えてはいられません」

 すっかり元気を取り戻した安倍前首相が調子に乗り、「再々登板説」まで出ていることが、菅首相サイドにとって面白くないことは確かだろう。桜疑惑の再燃で、自民党内の内紛が一気に表面化しそうなムードなのだ。

 安倍前首相の国会招致は25日か28日で調整中とみられる。野党は虚偽の答弁をすると偽証罪に問われる証人喚問を求めているが、与党側は議院運営委員会の理事会で説明する案で進めている。議運の理事会は通常、非公開だ。しかも予算委のような一問一答形式ではなく、安倍前首相が一方的に説明して終了となる。

「一国の首相が辞めて3カ月後に東京地検の捜査対象になるのは異常な事態です。たとえ不起訴になったとしても、国会で虚偽答弁を繰り返し、審議時間を空費した政治責任は免れません。年が明ければ国民は忘れると考えているかもしれませんが、そんな生易しい話ではない。密室の議運で嘘の説明をして終わりなんて国民の怒りの火に油を注ぐだけで、年明けの通常国会は冒頭から大荒れになるでしょう」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 安倍前首相の説明を公開にすることについて、森山氏は「(検察の判断が)何も示されていないので、議論はまだ後の話」と含みを持たせた。世論の反発を受け、安倍前首相の証人喚問にまで発展する可能性はあるのか。桜疑惑をめぐる与党内の駆け引きが激化しそうだ。

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