澤章
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澤章東京都環境公社前理事長

1958年、長崎生まれ。一橋大学経済学部卒、1986年、東京都庁入都。総務局人事部人事課長、知事本局計画調整部長、中央卸売市場次長、選挙管理委員会事務局長などを歴任。(公)東京都環境公社前理事長。2020年に『築地と豊洲「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する』(都政新報社)を上梓。YouTubeチャンネル"都庁OB澤章"を開設。最新作に「ハダカの東京都庁」(文藝春秋)、「自治体係長のきほん 係長スイッチ」(公職研)

<8>暴走「新型コロナ条例」は都Fの起死回生策にならない

公開日: 更新日:

 最近、都内を歩くと都議の真新しいポスターが張られている光景が目を引く。選挙は来年7月だから、仮に選挙目的のポスターであれば、明らかな公選法違反である。

 しかし、よく見ると、ポスターには小さな文字で「講演会」や「都政報告会」の開催予定日が書いてある。つまり、ポスターは選挙用ではなく、あくまで講演会の告知用という解釈なのだ。

 誰がどう見ても顔写真と名前しか印象に残らないのだが、政治家なら誰もが活用している「法の抜け道」手法である。

 一方、ポスターの張り出し加減で、その候補者や所属政党の危機感、地域浸透度を推し量ることができる。特に、ポスター戦術に欠かせないのが組織力であり、組織がしっかりしている政党は既に動き出していると考えていいだろう。

 もちろん、ポスター張りに力を入れるのは現職に限らない。3年前に都議選で敗れ、捲土重来を期してドブ板の地域活動を必死に続けている落選組も同じだ。

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