相澤冬樹
著者のコラム一覧
相澤冬樹ジャーナリスト・元NHK記者

1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

雅子さんを傷つけた 財務局職員「理解してますか」の一言

公開日: 更新日:

「赤木さん、弁護士さんの話をすべて理解しているということでよろしいですか?」

 赤木さんとは、財務省近畿財務局の公文書改ざん事件で職員だった夫を亡くした赤木雅子さん。夫の死を巡り国などを相手に裁判を起こし、近畿財務局に個人情報開示も求めている。その交渉で9月29日、代理人の弁護士とともに財務局の職員と向き合っていた時に、いきなりこんなふうに問いかけられた。赤木さんは戸惑いながらも「はい、いいですよ」と答えた。すると職員は畳みかけるように、「もしもご自身と認識が違うところがあったら言ってください」。

 これには赤木さんもさすがにあきれた。私が話を理解できないと思っているの?

「あなたに言われる必要ないです。失礼です。目の前にいるんですよ?」

 赤木さんは思い出した。夫が亡くなって、財務省の事務次官が自宅に弔問に訪れた時、付き添いの職員が言った。

「一番偉い方ですよ。わかってます?」

 財務省の人たちは、私を何だと思っているのだろう? 夫を亡くした妻は、一人では何もわからないとバカにしているんだろうか? だから私がどんなに「真相を調べてほしい。再調査してほしい」と言っても、聞いてくれないんだろう。

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