いきなりキレた河野太郎行革相 前例打破やる気なしの過去
「各省に大臣が散ってやりゃ、今ごろみんな終わって寝ている。さっさとやめたらいい」――。河野行革相が就任会見でブチ切れた。新内閣の発足時、各閣僚が官邸で順番に会見に応じる慣例を批判。「前例主義、既得権、権威主義の最たるもの」と切って捨てた。
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確かに組閣のたび深夜に及び、この日の河野氏の出番は15番目。始まったのは予定より50分遅れの深夜1時すぎ。よほど眠くて機嫌が悪かったのだろうが、防衛相時代に大臣会見の「悪しき前例主義」を打破する気がなかったのも河野氏である。
「防衛大臣の閣議後会見のフリー記者の参加について、実は記者クラブ側は認めているのに、いまだ防衛省広報課は『検討中』のまま。その検討に関する書類をフリー記者が情報開示請求すると、全て黒塗り。この点を記者に聞かれても、河野大臣は『広報課に聞いて』の一点張りで、改革意欲は感じられませんでした」(防衛省担当記者)