安倍首相“吐血情報”で広がる健康不安説…国会拒否の理由か
6月18日以来、一度も記者会見を開かず、国会にも出てこない安倍首相の「吐血情報」に政界が揺れている。ついに、公の場でも首相の健康状態についての質問が飛び出した。
「吐血したとの週刊誌報道に加え、夜の外食日程が少なく、午後6時台には帰宅されるケースが多く見受けられる。体調面を不安視する声もあるが……」
4日の会見で、安倍首相の体調悪化について質問された菅官房長官は、「連日お会いしていますが、淡々と職務に専念しており、全く問題ないと思っている」と、安倍首相の健康不安説を否定した。
だが、そもそも首相の健康状態が官房長官会見で質問されることも、個別の週刊誌報道に関して菅官房長官が真正面から答えるのも異例だ。問題の報道は、4日発売の写真週刊誌「FLASH」が掲載したもの。「安倍晋三首相 永田町を奔る“7月6日吐血”情報」という衝撃的なタイトルの記事だ。
安倍首相は持病である潰瘍性大腸炎の悪化で第1次政権をブン投げた過去があるだけに、関心を集めている。
7月6日の首相動静を見ると、午前10時59分から11時14分まで、東京都知事に再選されたばかりの小池百合子知事と会っているが、その後、午後4時34分に杉田官房副長官と今井首相補佐官が官邸に入るまでの約5時間、動静に“空白の時間”がある。永田町では「安倍総理が首相執務室で吐血した」という情報が駆けめぐっているというのだ。
記事には、<吐血したなら、潰瘍性大腸炎に合併する胃や十二指腸の病変の可能性があります>という消化器内科医のコメントや、自民党議員らの<佐伯耕三秘書官が「溜めていた疲れが一気に出ている。芳しくない」と周囲にこぼしている><7月中旬、長谷川榮一総理補佐官から「総理の体調がよくない」と聞いた>などというコメントも掲載されている。