加藤厚労相“指揮権放棄” コロナ禍から逃げまくり表に出ず
コロナ禍から逃げまくるのは、安倍首相だけではなかった。このコロナ禍で陣頭指揮にあたるべき加藤厚労相の存在感が、めっきり薄れている。
週2回の定例記者会見には出てくるものの、7月の会見時間は1回平均たったの21分。短いときは15分足らずで終了だ。さらに、自身のSNS上からも姿を消していた。
ダイヤモンド・プリンセス号で集団感染が発生していた今年1月下旬を境に、本人によるツイートはまったく更新されていない。1月23日のイベント視察の投稿を最後に現状は、厚労省や首相官邸の公式アカウントの投稿を、自身のコメントを付けることなくリツイートするのみ。テレビ出演などの必要な告知は「スタッフ」に任せ、加藤氏本人は徹底して表に出てこないようだ。
一方、コロナ担当として矢面に立つ西村経済再生相は、たとえ批判的なリプライがきても、毎日自身の言葉で情報発信している。
もともと加藤氏はSNSが苦手なのだろうか? 調べてみると、そうでもなかった。昨年9月の大臣再就任直後、ラグビーW杯時には<初めてのラグビー観戦に興奮>とツイート。元日には<新年あけましておめでとうございます!!>とノリノリで、今度は新国立競技場でサッカー天皇杯決勝を観戦。<東京オリンピック・パラリンピックが楽しみです>と、絵文字に写真、ハッシュタグまで付けてご機嫌だった。