首相肝いりイージス計画停止 大物2人が仕掛ける安倍包囲網

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 政権の弱体化を象徴する話だ。政府が秋田県と山口県で進めていた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画について、河野防衛相が突然、「停止」を発表した一件である。

 計画停止は、自民党の防衛相経験者らも「聞いていない」と猛反発するなど、根回しもなく、極秘裏に進められてきた。二階幹事長も17日の党会合で「党に何の相談もなく一方的に発表された」と苦言。河野防衛相が「申し訳ない」と謝罪する場面もあった。もっとも、これは「とんだ猿芝居」だと、自民党のベテラン議員がこう解説する。 

「イージス・アショアは安倍総理の肝いりです。米国のトランプ大統領から売り付けられた無用の長物なので、計画停止は英断には違いないが、総理の顔に泥を塗ることにもなる。河野大臣にそんな重大な決断を下す胆力はありませんよ。バックに強力な援軍がいるから、強気に出られた。秋田出身の菅長官が、選挙区の“神奈川閥”つながりで子分格の河野大臣を使って強引に進めたんじゃないか。もちろん、二階幹事長も了承の上でしょう。二階幹事長と菅官房長官が“ポスト安倍”をチラつかせて河野大臣を動かしたように見えます」

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