大阪吉村知事と松井市長のコロナパフォーマンスに現場混乱
新型コロナウイルス対応をめぐって、吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長の“維新コンビ”の露出が目立つ。トップダウンで次々と施策を打ち出す姿に、人気は全国的にも急上昇。19日の東京・目黒区長選では日本維新の会が擁立した候補が善戦し、毎日新聞の世論調査(18、19日実施)でも、維新は立憲民主党の支持率を上回った。しかし、ツートップの暴走に現場は大混乱だ。
先月の3連休直前に吉村知事が発表した「大阪・兵庫間の往来自粛」は、兵庫県知事との事前調整がなかったうえ、根拠とした厚労省資料も「誤読」だっとことが指摘された。
松井市長が14日に記者会見で突然発表した十三市民病院を酸素吸入などが必要な中等症の「コロナ専門病院」にする決定も混乱を引き起こした。病院の部長や市の保健局にすら知らされておらず、報道で知った関係者は大パニックだった。現在入院している約130人の患者は転院を強いられるという。