小泉元首相が熱弁「選挙の争点にすれば“原発ゼロ”できる」
小泉純一郎元首相が13日、都内で講演。「原発ゼロ」を参院選の争点にすることを訴えるなど約70分間、熱弁を振るった。
2011年3月11日の福島第1原発事故から8年を迎えたばかりだが、小泉氏は「誰かがアンダーコントロールだと言っていましたが、8年経ってもアンダーコントロールではありません。原子炉から燃料棒1つ取り出せない。中がどうなっているのか全く分からない」「ベトナムもトルコもイギリスも、輸出は全部ダメになった。それでもまだあきらめない。私には理解ができない」などと安倍政権の姿勢を批判した。
司会者から「原発ゼロ実現にはどうすればいいのか」と問われると、小泉氏は「原発ゼロの候補者を増やすことです。(政権側は)原発を争点にしたがらないが、争点にすればきっと変わる」と力強く断言。満員の会場から大きな拍手が起こった。
「原発ゼロ」は参院選の大きな争点だ。