維新足立議員に公選法違反の疑い 政治資金で“橋下講演会”
松井府知事と吉村市長の入れ替わりダブル選表明に維新が浮足立つ中、日刊ゲンダイの調べで“暴言”が度々注目される足立康史衆院議員に公職選挙法違反の疑いが発覚だ。
代表を務める「あだち康史後援会」の2016年分の政治資金収支報告書には、5月23日付で橋下徹前大阪市長の講演業務を担う「㈱TNマネジメント」に「橋下徹講演料」として、216万円の支出が記されている。翌月11日に府内で開かれた政治資金パーティーの「開催事業費」として処理。216万円は橋下氏へのギャラということだ。
問題は、パーティー収支が赤字なこと。収入は460万円で経費は約546万円。赤字幅は100万円近い。17年8月7日にも同様のパーティーを開いたが、こちらも約100万円の赤字だ。
「赤字となった政治資金パーティーに選挙区内の支援者が参加していた場合、有権者への供応接待とみなされ、公選法違反になる可能性があります」(政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏)