石原慎太郎氏の都知事選「おぞましい応援演説」 候補者は困惑、聴衆もドン引き

公開日: 更新日:

「マイクの調子が悪いなあ。壊れているのは韓国製だからじゃねえか」

 のっけから、この調子だった。発言の主は日本維新の会石原慎太郎共同代表(81)だ。都知事選初日に田母神俊雄候補(65)の応援演説に駆けつけ、差別発言のオンパレード。昼下がりの新橋SL広場で、通りがかったサラリーマンたちをドン引きさせていた。

 石原氏は「“シナ”の植民地になりたくない。チベットみたいな国になりたくない」と聴衆に同意を求めると、「出てきている候補を見ると、変なヤツが多いねえ」と他候補批判を開始。まず口汚く罵(ののし)ったのは細川・小泉の脱原発コンビだ。

「ワケの分からない殿様が出てきて原発を明日から止めろって。これに火をつけた暇を持て余した小泉センセイ、これも単細胞」

 原発を止めれば産業がダメになる、とひとしきり持論を展開すると、再び「この時期になって小泉とか細川というキチ×イが出てきて」と、とても活字にできない言葉を発するのだ。

 矛先は、かつて外国人参政権の付与を主張していた舛添要一氏にも向かう。

「外国人に参政権を与えると、国籍のよく分からない候補者が言って。おっかない話だ」と、真偽不明のムチャクチャな批判を加えて、得意顔。誰も止めるヤツがいないのか、石原氏の暴言演説は20分以上に及び、さすがの田母神候補も何度も腕時計を確認しながら、苦笑していた。こんなイカれた老人が2年前まで現職の都知事だったのだから、背筋が寒くなる。

 この日の応援演説には、ビンタ騒動で渦中のデヴィ夫人も登場。「女性を平手打ちしたデヴィ・スカルノです」と、シレッと挨拶していた。まさに「キワモノ選挙」という表現がピッタリの田母神陣営の街頭演説。怖いモノ見たさの人は、どうぞ、ご勝手に。

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