「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

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 ドラッグストアチェーン、クスリのアオキホールディングス(HD)の業績が伸び続けている。石川県地盤の同社は2000年代後半から北陸圏外への出店を強化し、18年には500店舗を達成した。コロナ禍では、年90店舗ペースで出店を継続。25年5月期第3四半期末時点で989店舗となった。今期は売上高4850億円を見込んでおり、実現すれば20年5月期(3002億円)の1.6倍となる。

「食料品や生鮮の販売が充実しており、消費者の間ではむしろスーパーの一つとして認識されている。ドラッグの利益率が高いため食品を安売りできる。生鮮食品の安さが特徴」(流通業界関係者)

 安さを武器に各地へ進出してきたわけである。1店舗で何でもそろう「ワンストップショッピング」のメリットも大きいといわれる。

 店名に「クスリ」と名が付くが、商品別の売上高は食品・飲料などの「フード」が5割を占め、医薬品と健康食品、サプリメントの「ヘルス」と「調剤」を合わせて2割程度しかない。化粧品やシャンプーなどの「ビューティー」は13%である。

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