「資さんうどん」は王者・丸亀製麺の牙城を崩せるか? 東京進出の今期は21店舗出店へ

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 すかいらーくホールディングス(HD)傘下のうどんチェーン「資さんうどん」が2月、東京1号店となる両国店を出店した。両国駅東口から徒歩10分で繁華街からやや離れているが、オープン初日は100人以上の行列ができたという。うどん・そばの他、カレーや天丼などのご飯物も提供する。デザートのぼた餅は看板商品のひとつだ。

 資さんうどんは1976年に福岡県北九州市で開業。県内を中心に約70店舗を展開する地場チェーン店だったが、昨年10月にすかいらーくHDが買収し、両国店の出店に至った。すかいらーくは業態転換を含め、2025年度は21店舗の出店を目指す。既存店に代わる収入源の確保が目的とみられる。

「ファミレス業態は魅力が失われつつあるため、すかいらーくは専門店の出店を進めている。うどん事業参入もその一環」(外食関係誌の記者)

 だが業界には強力なライバルがいる。「はなまるうどん」は00年に香川県高松市で1号店を出店し、03年に150店舗を達成。06年に現・吉野家HDの子会社になった後も出店を継続し、19年に500店舗に拡大した。近年は店舗数を減らしたが、現在でも400店舗以上を展開している。

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